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片山正輝
目次(III. 脈管系)

A12_0271(舌動脈)Lingual artery
基本走行
- 舌動脈は、外頚動脈から分岐する第2前方枝であり、重要な血管である。上内側に湾曲して舌骨上方に達し、舌骨舌筋に覆われて舌内に入る。その後、オトガイ舌骨筋と舌骨舌筋の間を蛇行しながら舌尖へと向かう。
主要分枝
- 主要な分枝として、舌骨上枝、舌背枝、舌下動脈の3枝がある。これらは舌骨舌筋に覆われ、その外側に位置する。
- 舌骨上枝:舌骨上縁に沿って走行し、対側の枝と吻合する。
- 舌背枝:舌背後部に分布し、喉頭蓋まで達する。両側の枝は舌盲孔へ向かう小幹を形成することがある。
- 舌下動脈:舌下腺、周囲の筋、口腔粘膜、歯肉を栄養する。
- 舌深動脈:舌動脈主幹の続きとして、オトガイ舌骨筋の外側を前方に進み、多数の側枝を分岐して舌の下面の筋肉と粘膜に分布する。
解剖学的変異
- 顔面動脈や上甲状腺動脈と共同幹を形成することがある。
- 発声や咀嚼などの口腔機能を維持する重要な血液供給源である。

RK639(体幹上半の動脈(I):浅層の諸枝)

RK640(体幹上半の動脈(II):深層の諸枝)

RK641(外頚動脈の深部枝)
舌動脈はその起始から上内側に湾曲し、舌骨の上方に至る。大角の先端の後方で舌骨舌筋に覆われて舌に入り、強い蛇行をなしつつオトガイ舌骨筋と舌骨舌筋の間を通って舌尖に向かう。その枝は以下の通りである:
**変異:**舌動脈の起始部がしばしば顔面動脈または上甲状腺動脈とともに1本の共同幹を形成する。さらにまれには、これら3本の動脈がすべて1本の幹を持つことがある。舌下動脈の太さは非常に変異に富む。時として顔面動脈から出て顎舌骨筋を貫くこともある。他の動脈から出るべき枝、たとえばオトガイ下動脈や上行口蓋動脈が、しばしば舌動脈から分岐することがある。

J0557 (頚部浅層の動脈:右前方からの図)

J0558 (喉頭と舌の動脈:右側からの図)

J0564 (頚深部の動脈、右方からの図)

J0913 (下顎神経の分岐、深層:右方からの図)
舌動脈の舌骨上枝 Ramus suprahyoideus