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図103 下腿後面における脛骨神経と総腓骨神経とからの神経束(T-F)の変異系列(162例,谷, 1974)

下腿後面の皮神経(腓腹神経)は、脛骨神経から分岐する神経束(T)と総腓骨神経から分岐する神経束(F)で構成されています。

Tは常に存在し、腓腹筋の内側と外側の頭の間に位置して下行します。途中でFと交差し、さまざまな変異を生じます。最終的には小指側から足背に分布します。

Fs: 浅腓骨神経、Rcl: 外側腓骨枝、Sl: 外側腓腹皮神経