RK487(長い背筋群の深層、短い背筋群および深項筋群)
この筋は腰椎の肋骨突起間に存在する。
*J.N.A.で採用されていた名称で腰外側横突間筋および腰内側横突間筋を指す。
腰外側横突間筋(Mm. intertransversarii laterales lumborum)は、腰椎の横突起間に位置する小さな筋肉群である。主な特徴は以下の通り:
- 位置:隣接する腰椎の肋骨突起間の腹側部と、副突起・肋骨突起間の背側部に二分される。
- 構造:腹側部と背側部に分かれ、それぞれ異なる位置に存在する。
- 最下部:第5腰椎の肋骨突起と腸骨粗面を結ぶ。
- 神経支配:主に脊髄神経の中枝、また後枝からの枝によって支配される。
- 機能:脊柱の側方屈曲を補助すると考えられる。
- 分類:体幹腹外側筋に属し、脊髄神経前枝によって支配される筋群の一つである。
この筋肉は腰椎の安定性と微細な動きに寄与し、稀に腰方形筋との形態学的連続性が示唆される。
腰内側横突間筋(Mm. intertransversarii mediales lumborum)の特徴は以下の通り:
- 位置:隣接する腰椎の横突起間に位置する小さな筋群。
- 分類:脊椎の深層筋の一部で、固有背筋に属する。
- 具体的な位置:乳頭突起や副突起の間に存在する。
- 機能:主に腰椎を安定させる。
- 神経支配:脊髄神経の後枝によって支配される。
この筋肉は腰椎の安定性維持と微細な動きの制御に重要な役割を果たす。