https://funatoya.com/funatoka/Rauber-Kopsch.html
日本人の後頭骨項平面における筋付着については、伊藤昌一著『解剖学雑誌』第8巻(1935年)を参照されたい。
体幹の腹側には、前仙尾筋(M. sacrococcygicus ventralis)と尾骨筋(M. coccygicus)の2つの筋がある。
前仙尾筋(M. sacrococcygicus ventralis)の存在は不定である。この筋は最下部の仙椎外側部の前面から起始し(RK489(腹側の尾骨筋群) )、下方および内側に走行して最下尾椎の前面に停止する。
**神経支配:**S. IV、Vによる(Eisler)。
尾骨筋(M. coccygicus)、すなわち尾骨外転筋(M. abductor coccygis)は扁平な四角形の筋である。この筋は腱性の束を混じえて坐骨棘から起始し、扇形に広がって仙骨と尾骨の外側縁に付着する。
**神経支配:**陰部神経叢から。
**脊髄節との関係:**S. (II)III、IV(V)(Eisler)。