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目次(IV. 内臓学)

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図332(男性の会陰と骨盤出口の筋 I)

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図333(男性の会陰と骨盤出口の筋II)

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図335(男性の会陰と骨盤出口の筋 III)

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図336(女性の会陰と骨盤出口の筋)

これは内閉鎖筋の内側面を覆い、その起始を囲む骨面の骨膜と連続しており、小坐骨孔を閉じている。下方に進むにつれて強度を増し、骨盤出口で仙結節靱帯から起こる鎌状突起と結合する。この筋膜の下部は坐骨直腸窩、すなわち内閉鎖筋と肛門挙筋の間にある窪みの外側壁を被覆している(図332(男性の会陰と骨盤出口の筋 I) )。その際、骨盤の外側壁を進む内陰部動静脈とそれに伴う神経を包んでいる。この筋膜は次に記述する筋膜と密接な関係を持つ。

内閉鎖筋膜は閉鎖管の内口の後縁に沿って、かなり強い弓状の索を形成している。これを閉鎖筋膜腱弓Arcus tendineus fasciae obturatoriaeといい、個体差が非常に大きい構造である。