https://funatoya.com/funatoka/Rauber-Kopsch.html
右冠状動脈は前大動脈洞から始まり、右心耳と肺動脈の間を通過する。その後、冠状溝を通って心臓の右縁に達し、後面へと進んで後室間溝に至る。ここで室間枝(Ramus interventricularis)となり、この溝内を走行する。
経路中、右冠状動脈は動脈円錐に1本の枝を送り、右心耳と右心室に多数の枝を供給する。さらに、血管周囲の脂肪組織にも数本の枝を送る。
また、1本の小枝が冠状溝をさらに走行し、心臓左半の一部にも血液を供給する。室間枝(Ramus interventricularis)は比較的太く、後室間溝内を心尖まで達し、左右両心室に枝を与える。