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片山正輝
目次(III. 脈管系)

A12_0258(上甲状腺動脈)Superior thyroid artery
基本特徴
- 外頚動脈から分岐する重要な動脈であり、欠如例は報告されていない
- 舌骨の大角付近で分岐し、前下方に湾曲して甲状腺へと走行する
主要分枝と機能
- 舌骨枝、胸鎖乳突筋枝、上喉頭動脈、輪状甲状筋枝、および甲状腺枝が分枝する
- 上喉頭動脈は喉頭の筋肉と粘膜への血液供給を担う主要な動脈である
- 甲状腺内において下甲状腺動脈と吻合を形成する
臨床的意義
- 喉頭への主要な血液供給路として機能し、輪状甲状動脈を分枝する
- 甲状腺手術および頚部血管処置の際の重要な解剖学的指標である

RK639(体幹上半の動脈(I):浅層の諸枝)

RK640(体幹上半の動脈(II):深層の諸枝)

J0557 (頚部浅層の動脈:右前方からの図)

J0558 (喉頭と舌の動脈:右側からの図)

J0564 (頚深部の動脈、右方からの図)

J0572 (右の鎖骨下動脈:右側からの図)
上甲状腺動脈は、舌骨の大角に近接した下方で、総頚動脈から分岐したばかりの外頚動脈から出ている。
外頚動脈を出た後、前下方に湾曲し、舌骨下筋群に沿って枝を与えながら上昇し、甲状腺に至る。この腺内で分枝し、下甲状腺動脈と吻合している。
その経路で次の枝を出す:
上甲状腺動脈の舌骨下枝 Ramus infrahyoideus
上甲状腺動脈の胸鎖乳突筋枝 Ramus sternocleidomastoideus